PROJECT02
Artist in 金澤町家

活動報告

2022年 11月 招聘アーティスト

Ludivine GRAGY(リュディヴィーヌ・グラジ)氏/景観設計家

滞在期間:2022年 11月7日~11月20日

 フランスのヴェルサイユ国立高等絵画学校を卒業後、2010 年以来、地域整備に尽力。
景観設計をメインに、2018 年にベルリンを拠点とするスタジオを設立。日本、スイスで働いた経験から、実験に重きを置き、設計・施工・継続管理へ移行する間の、情報維持と管理方法を制度として編み出した。関心は伝統的な農村風景の変化についてであり、人間が介入することでどのような変化や影響があるのか、という点である。里山風景のさまざまな要素(植生、動物、集落、人間)がどのように共生しているのか。伝統的な知識や技術の継承が、どう現在に引き継がれているのか。
 日本での滞在制作では、「里山」をテーマに調査し、金沢では、周辺の里山と能登半島の水に関連した調査を行った。金沢美術工芸大学では、環境デザイン専攻の鍔隆弘教授と、その学生とともに、エコロジーとデザインをミックスしたさまざまなトピックについてディスカッションを行った。

11月16日、鍔隆弘教授のクラスでアーティストトーク、学生とディスカッション

滞在成果としてのパンフレット(フランス語)